スカイブルーの強き姫君




翡「忘れたのかよ?どっかの誰かさんが欲しいとか言おうとしてたのを止めてやったこと。」



………あ、あれか。


そーいえば忘れてたや。その事。



翡「……でも、禁断魔法から助けてくれたから一つはチャラ。借り1な。」



そう言って鍵を指にひっかけ遊びながら寮の中に入っていった翡翠。



リ「ちょ、おいてくな!!」



私も直ぐに後を追った。



部屋の前には既にみんなが集まっていて何故かそわそわしていた。




リ「まだ入ってなかったの?」


夏「うん!皆でみたかったから!

2人とも来たことだし、
あけるよーーーっ!」






大げさに夏音が扉を開ける。
扉の先はなんというか………超巨大なホテルの部屋みたいな感じ…。




琉「これが寮かよ…。
教室もでかかったけどこれは半端ねぇな。」



勝「すんげぇ!!!俺、部屋みてくる!」



テンションのあがった勝利が廊下に駆け込んでいく。


廊下に部屋の扉があるらしい。





彩「広いわね……。ソファまであるわ。」


夏「すんごいフワフワだよ~っ!」


翡「………テレビにゲーム機が繋がれてるんだけど。
ここ、学校の寮だよな?」



リ「多分ね……。まぁ、Sクラスの特権じゃない??

私キッチン見てくる。」




キッチンに入ると直ぐ右に暗証番号付きの巨大冷蔵庫が……。




確か番号は…0325だっけ?

さっきすれ違った寮長さんみたいな人に言われたやつだよね??







< 51 / 115 >

この作品をシェア

pagetop