スカイブルーの強き姫君




「………………なげぇ。なんて長いんだこの校長の話は!」



琉雅がブツブツつぶやいているのが聞こえた。



それ、私も思ったよ!もう10分くらいはなしてるよね?!



「彩乃、眠いーー………。」




「我慢しなさい。」



「ブーーーー。」




彩乃にブーイングしながらリアナちゃんを見ると。




「…………スー」



かわいらしい寝顔で爆睡していた。



翡翠も気付いているらしく、先生たちから見えないようにガードしている。





「……新入生代表挨拶。


桜明リアナさん。」




ながーい校長の話が終わり、やっと新入生代表挨拶。



てゆか、今、桜明リアナって………




リアナちゃんを見るといつの間に起きたのか立ち上がって通路を歩き舞台へと上っていった。





「……今日、この日。私達はリアベリス学園に入学致しました。

ーーーーーーー



 ーーーー……新入生代表桜明リアナ。」






リアナが、新入生代表………。

翡翠より上の子…



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