スカイブルーの強き姫君
 


席に座って周りを見渡すと一番最後の席にリアナが座っていた。




「次ー夏音さーん。」



先生によばれ、部屋の中にはいる。



「あの、これどうすれば………。」



部屋にはいるとガラス張りのケースがあった。


「その中に入ってだせる分だけの魔力をだしてちょうだい。」



「わかりました。」




ガラス張りのケースに入り、出る分の魔力をだした。




「OKよ。魔法値は55万、Sクラスね。」




55万?!あがってるー!


「本当ですかっ?わかりました!」



部屋から出て彩乃に報告する。


「良かったわね。っと、私の番だわ。」




そう言って部屋にいった彩乃をしばらく待っていると驚いた表情で出てきた彩乃。



「どうだったー!!!?」




「私もこの前よりあがってたわ。
65万でSだったわよ。」



やっぱ彩乃は凄いね!
負けたけど………同じクラスだしっ!



「彩乃と同じクラスっ!!」




飛び跳ねて喜んでいると、背筋が凍りそうなほど強い魔力を感じた。




「……今のって…」

「翡翠ね。全く遠くても感じるなんて。」




流石翡翠…



まぁ、でも翡翠達も同じクラスだよね?



「取りあえず皆同じだろうから安心!」




「そうね。」




二人で笑いあっていると、さっきよりも大きい魔力を感じた。



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