スカイブルーの強き姫君




夏「凄い…リアナなにもみないで…。」



俺の隣で夏音が俺が思った事と同じ事を呟く。





リ「我は花月リアナ。

我と契約してくれるものよ、今ここに姿を見せよ。

«ライリアルケラ・リースン»」





召還魔法をリアナが唱えた瞬間俺の時とは違い、七色の光に包まれ、リアナは魔法陣に吸い込まれていった。






シアン「……さすが花月の者。
七色の光とは…。」




シアンの漏らした言葉が気になり、翡翠に問いかけた。





勝「なあ、翡翠魔法陣からでるやつがあるだろ??
あれ、色関係あるのか?」




翡「……あるな。

お前の場合、黒だっただろ?
魔物は属性しているものしか魔法が使えない。
その中での得意属性の色が現れる。
あれはシアンの中での得意属性、闇の色が現れたってことだ。」




得意属性が現れる?でも、リアナの時は七色だよな…?? 




翡「…魔物の神級の神級。その中でのトップはヴィーナスと聞く。
ヴィーナスの得意属性は全て、だ。」



勝「全て?どういうことだよ?」






翡「魔物は俺達人間と違って得意属性として使えるのは主属性だけだ。
火(炎)・水・木・光・闇・風・雷。



その七つ。全てが得意属性の場合が七色の光になる。

因みに、副属性は影・空・幻」






勝「……それを呼び出したリアナもすごいけど、そんなことを知ってるお前もすごいな。翡翠。」




返事の代わりに肩をすくめた翡翠からリアナが消えた魔法陣へと視線を変える。




未だその魔法陣の周りには七色の光が漏れていた。



サイドend


< 91 / 115 >

この作品をシェア

pagetop