スカイブルーの強き姫君
リアナサイド
リ「……ここ、どこ?」
何故か宙に浮いている状態の私。
魔法唱えてないのに……。
??「……あなたは花月家の者ですか?」
どこからか、高くてよく通る澄んだ声が聞こえた。
リ「…そうだよ?
今はなしているのは、誰なの?
どこにいるの?」
そう宙に問いかけた瞬間、
??「ふふ。私の声が聞こえるなんて流石ですね。」
いきなり私の前に現れた人影。
リ「……え?」
どんどん何もないはずの場所から人が浮かび上がってくる。
完全に姿を表した人は、いつの日かに見た魔物の図鑑の超重要ページに載っているヴィーナスそのものだった。
リ「……ま、さか…ヴィーナス…??」
私の問に答えるかのように微笑むとヴィーナスは頭を下げながら、
??「……当たりです。私はヴィーナスのヘレン。今回はあなたと契約しようと思い現れました。」
契約、してくれるの…??
ヴィーナスが私と?