スカイブルーの強き姫君



リ「私で、いいの??」




ヘレン「あなたじゃなければ出て来ません。
私はあなたを選びました。」




リ「……契約、するにはどうすればいいの??」




ヘレン「腕を前に出してください。」



そう言われ腕をヘレンに突き出す。



ヘレン「…… 私はヘレン。
魔法使い花月リアナを主とし
契約を結びます。



«ライリアルケラ・リースン»」






ヘレンが唱えた瞬間、私とヘレンの腕に同じ紋章が浮かんだ。



ヘレン「この紋章が私とリアナ様の契約の証です。」



え!?リアナ様って…



リ「リアナで、いいよ??」



ヘレン「いいえ。リアナ様で呼ばせてもらいます。」



………私、ヴィーナスに様付けされるほどえらくないんだけど…。



ヘレン「……呼び名は譲りませんよ?
とりあえず、元の世界に戻りましょう。」


思ったよりも頑固なんだねヴィーナス。

その方が親しみやすいからいいけど!!



リ「そうだね。

じゃあ、«ライリアルケラ・リースン»」




私が唱えると七色の光が私とヘレンを包み込み、魔法陣へ吸い込まれていった。







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