スカイブルーの強き姫君



夏「あっ!!戻ってきたぁ~!!」





ガシッと私の腰に巻き付く夏音。


翡「やっぱりヴィーナスか。」


私の隣にいるヘレンを見ながらそう呟いた。




リ「本当に詳しいね?翡翠。
この子は、私のパートナー。
ヴィーナスでヘレン!!」



夏「リアナ何者………?

あ、ヘレンさん。私、草野夏音といいます!」




ヘレン「夏音様ですか。ヘレンです。よろしくお願いします。」



夏「え?!さ、様なんて…。」




夏音も焦ってるじゃん。


ヴィーナスに様付けされるなんて思ってもなかったもんね。



勝「お、俺は暁勝利!!よろしく!
あ、でこっちが俺のパートナーのシアン。」




ヘレン「……シアンを呼び出したのですか?
あの、頑固者を?」


ヘレン、シアンと知り合い?てゆか、頑固者って…。



シアン「誰が頑固なのだ。俺は俺の道を進んでいるだけだが?」




ヘレン「その人の意見を聞かず、突き進む事が頑固なんです。」



シアン「そもそも、貴様に頑固などいわれたくないな。」



ヘレン「では、私が頑固と?

ふざけないでください。
なにが悲しくてあなたと同じようにならなければいけないんです?」





…これって、険悪の雰囲気ってやつ?

何で、こんなに仲が悪いの??






彩「……どういうことかしら?」



リ「……さっぱり。知り合いなのかも。」




彩乃とそう話し合っている間もヘレンとシアンの言い争いは止まらない。




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