No.1ガール〜桜の姫〜①
“キーンコーンカーン”
あ、予鈴だ。
教室戻らないと。
理「じゃあ私は戻るね。陸玖はどうするの?」
私はソファーに寝転びながら置いてあった雑誌を読み始めた陸玖に聞いた。
陸「俺はしばらくここにいる。どっちみち、女共がキャーキャーうぜぇから授業受ける気なんてねえしな。」
だよね。陸玖の場合、滅多に学校に来ないからこそ、来た時の反響は物凄い。
前に来た時は授業にならなかったんだよね。
イケメンも大変ですねー。
呑気な事を考えていると、授業開始まで後2分になっていた。
あ、早く行かないと遅刻しちゃう。
理「じゃあね、二人とも!」
私は急いで理事長室を出た。