No.1ガール〜桜の姫〜①
一旦家に帰った私はいつもの地味子スタイルに着替えた。
すると、すぐに翼から「今着いた。」と言う電話があって、急いで下に降りていった。
理「お待たせ!」
下に降りると翼が外で待っていてくれていた。
理「ごめんね?迎えに来てもらっちゃって…翼?」
翼「…え、あぁ。迎えに行くのは当たり前だ。一人で来られた方が困るからな。」
翼がボーッとしてるなんて珍しい。
何かあったのかな?
理「翼、どうかした?」
気になった私は翼に聞いてみた。
翼「……なぁ、理央。」
理「ん?」
翼「…いや、何でもねえ。早く行くぞ。陽希と菜々夏が理央はまだかってうるせえんだよ。」
翼は何か言いかけたけど、途中でやめて別の話に切り替えた。