No.1ガール〜桜の姫〜①
†陸玖side†
永「さーて、続きでもするかー。」
理央が出て行ってすぐ、さっそく置いてあったゲームに手を伸ばす永遠。
…仕事しろよ。
そんな永遠に若干呆れながらも、再び持っていたバイク雑誌に視線を戻す。
永「そう言えば、お前の事だからもう知ってるだろ?覇桜のこと。」
視線をゲームに向けたまま永遠が思い出したかのように言った。
当たり前だ。
俺の立場上、その手の情報は入りやすい。
陸「…あぁ、知ってる。理央にも言ったんだろ?何だって?」
永「心配しなくても大丈夫だってよー。」
心配しなくても大丈夫、か。
理央ならそう言うと思ってた。