No.1ガール〜桜の姫〜①
はぁー、もう陽希は放っておこう。
私は家から持ってきた本があるから、それを読んでれば全然暇じゃない。
この本かなり面白いんだよねー。
陽「ん〜〜あぁぁぁ!!!」
突然大声を出した陽希。
お、ついに暇すぎて頭がおかしくなったか?
変なものを見るような目で陽希を見ていると、逆にキラキラした目で見返された。
え、何?
陽「理央りんバスケしようぜ!バスケ!!」
バスケ?
理「どこで?」
陽「どこって下でに決まってんだろ!よし、そうと決まれば行くぞー!!」
理「え、ちょ、ちょっと!」
私は陽希に手を引っ張られて半ば無理やり幹部部屋から連れ出された。