No.1ガール〜桜の姫〜①
そんな苦悩があり、私たちは晴れて二人だけで買い物をしています。
菜「ねぇねぇどこ行くー?あ、あの店可愛い!あ!これも可愛い〜〜。」
と、まあさっきから菜々夏はこんな感じ。
色んな店を飛び回っている状態。
私たちの来ているショッピングモールはここら辺では一番大きい。
だから、色んなジャンルのお店がたくさんある。
菜「理央ー!早く早くーー!!」
私を大声で呼んでこっちに手招きをする菜々夏。
髪の毛をハーフアップにして緩く巻き、服装も女の子らしくふわふわ系。
んー、例えるならチワワ?パピヨン?
とりあえず、ものすごく可愛いのだ。
今だって、いろんな男の人からの注目を浴びている。
疾風の心配はここにもあったのか。
今更ながら納得する。