No.1ガール〜桜の姫〜①


翼「フッ、顔真っ赤。」


理「んな!?き、気のせいじゃない??」



赤くなった顔を見られた事が恥ずかしくて、私はサッと翼から離れた。




やばい、本当にやばい。




翼に背中を向けてパタパタと火照った顔を仰ぐ。



翼「で、飲み物は買ったのか?」


理「え?あー、気が変わったの。だから買ってないよ。」



何とか火照りも治ったので再び翼の方を向いた。



翼「ふーん…なら行くぞ。」


理「え?ちょ、どこ行くの!?」



突然、翼は私の手を取って歩き出した。


戻るなら反対方向だよね?


もしかして翼間違ってる?



< 263 / 336 >

この作品をシェア

pagetop