No.1ガール〜桜の姫〜①
翼「フッ、顔真っ赤。」
理「んな!?き、気のせいじゃない??」
赤くなった顔を見られた事が恥ずかしくて、私はサッと翼から離れた。
やばい、本当にやばい。
翼に背中を向けてパタパタと火照った顔を仰ぐ。
翼「で、飲み物は買ったのか?」
理「え?あー、気が変わったの。だから買ってないよ。」
何とか火照りも治ったので再び翼の方を向いた。
翼「ふーん…なら行くぞ。」
理「え?ちょ、どこ行くの!?」
突然、翼は私の手を取って歩き出した。
戻るなら反対方向だよね?
もしかして翼間違ってる?