No.1ガール〜桜の姫〜①
理「ねえ翼、どこ行ってるの?戻るなら反対だよ?」
翼「馬鹿、んな事知ってるよ。せっかく来たんだから泳ぐぞ。」
え、泳ぐの!?
予想外の返答にかなり驚く私。
よく見ると、今まで気づかなかったけど翼の左手には浮き輪が持たれていた。
理「ちょ、ちょっと待って!荷物は?見てなくてもいいの??」
翼「それなら陽希と優聖が戻ってきたから心配ねえ。何だよ、そんなに俺といるのが嫌か?」
そう少し拗ねたように言う翼に思いっきり首を横に振る。
嫌な訳がない。
寧ろその真逆だ。
嬉しすぎるくらいだよ…。
翼「フッ、なら行くぞ。」
理「…うん!!」