No.1ガール〜桜の姫〜①


理「あれ?そう言えば陽希は??」



さっきまでそこにいたはずの陽希の姿がない事に気づく。



菜「あ、本当だ。どうりで静かなわけだ。」


優「陽希ならふらふらっとあっちの方へ行ったぞ〜。」




あっちの方って、森じゃん…。



こんな真っ暗な中あんなとこへ行ったら迷子になっちゃうんじゃないの?



しかも陽希だし……心配でしかない。




理「ねえ、大丈夫なの?」


翼「そのうち帰ってくるんじゃね?」


疾「ま、陽希だし。何とかなるよ。」



軽っ!!


え、それでいいの??



陽「おーーい、お前ら!!ちょっとこっち来てみろよ!俺いいもん見つけた!!」




すると、私の心配を他所に陽希が森からひょっこり現れた。



菜「陽希どこ行ってたの?」


陽「いーからいーから!とにかく来てくれよ!!」




まるで、おもちゃを見つけた子供のように目をキラキラさせている陽希。



本当に心配無用だったね。



なんか、損した気分…。


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