No.1ガール〜桜の姫〜①
決着と始まり
翼たちが私たちに闇討ちのことを話してから数日。
蠍の刺青という情報を掴んだものの、その後の進展はなし。
私も倉庫から家に帰った後に色々と探っては見るものの、やっぱり情報が少なすぎて何も見つからない。
蠍の刺青かー…どっかで見たことある気がしたんだけどなー。
どこだっけ??
繁華街の不良?昔潰した族??
こう言う時、興味のない事はすぐに忘れてしまう自分の性格を恨む。
あーーーーどこだっけ!?!?
家のパソコンの前で一人項垂れる私。
ピーンポーン
するとインターホンが鳴った。
あ、もう迎えに来る時間??
時計を見ると針は10時をさしていた。
今日は日曜日ということで学校は休み。
だから朝から倉庫に行く予定だ。
理「はーい!今行くねーー!!」
私は用意してあったカバンを掴んで急いで玄関を出た。