No.1ガール〜桜の姫〜①

ーガラガラ


「あ、皆さんおはようございます!」


翼「あぁ。変わりはないか?」


「はい!今のところ大丈夫です。」




少し前までは笑い声やふざけ合う賑やかな声でいっぱいだった倉庫。



だけど今は、静まり返ってはいないもののやっぱりどこか暗く重い雰囲気。




人数も、見回りや情報収集に行っている人、闇討ちに合い入院している人がいるから、前の3分の1ほどしかいない。




優「あ、おはよーさん。」



幹部部屋に行くと優聖がコーヒー片手に出迎えてくれた。



菜「おはよー。よし、理央さっそくやるよ!」



そう言って、テレビの下からリモコンやらなんやらを取り出し用意を始める菜々夏。




優「またあれやるのか?お前らも飽きねえな〜。」


理「菜々夏はね…。」




でも、これで菜々夏の気が紛れるならいいか。


口には出さないけど、きっと菜々夏自身不安でいっぱいだろうから。

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