No.1ガール〜桜の姫〜①


理「翼たちには何か言ってあるの?」



陸「あぁ。とりあえず朱雀を裏で動かしてた奴がいる事は伝えた。しばらく警戒するように下の奴らにも伝えるってよ。」




そっか。何も分からない以上、今はとにかく警戒しておくことしかできない。



私も出来る限り探ってみよう。





陸「でも理央も無茶するよな。自分から相手の所へ乗り込んでくんだからよ。」



「ま、理央らしいけど。」と最後に付け足す陸玖。



あの時はとにかく皆が傷つかないようにすることでいっぱいだった。



私の大切な人たちが傷つくのなんて見たくなかったんだ。




理「まあね。相手の所に行けば何か分かるかもしれないって思ったのもあるけど。」



陸「…そうか。何か安心した、理央が最近楽しそうで。」



理「どうしたの急に。」




いつもの悪態の多い陸玖が珍しくそんなことを言うもんだからちょっとびっくり。


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