No.1ガール〜桜の姫〜①
疾「…仁さん、一つ聞いてもいいいですか?」
仁「ん?どうした?」
疾「仁さんはあの子のことを何か知ってますよね?」
まるで確信しているかのような疾風の口ぶり。
さすが珀龍神の副総長ってとこだな。
仁「どうしてそう思った?」
俺は疾風の質問に質問で返した。
疾「俺の見る限り、仁さんとあの子はただの店主と常連の関係には見えません。もっと深い関わりがありますよね?」
……きっとここで否定しても無駄だろうな。
諦めた俺は目の前にいた翼の目をじっと見た。