No.1ガール〜桜の姫〜①


理「、んたに……アンタに一体何が分かるって言うの!?」



叫びにも似た声がこの場に響く。




理「大切な人を失った時の気持ちがアンタには分かる!?悲しいなんてそんな甘いものじゃないの!守れなかった自分が憎くて憎くて仕方がない、自分を殺したくなるくらい!!」



一度溢れ出した言葉は止まることを知らない。


まるでせき止めていたダムが決壊したかのように、言葉が次から次へと溢れる。



そんな私の言葉を四人は黙って聞いていた。




理「怖いの…仲間を大切な人を失う事が何よりも怖い!!私は弱いから、何も守れないから…。


……私には仲間を持つ資格がないの!!!」






言い終わってからはっとした。


……余計なことまで言い過ぎた。



少しの間、何とも言えない沈黙が流れる。



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