No.1ガール〜桜の姫〜①
疾「じゃあ俺はそろそろ行こうかな。この後は倉庫へ行くんだろ?」
翼「あぁ。」
疾「分かった。じゃあまた後でね、理央ちゃん。」
そう言うと、疾風は教室を出て行った。
理「…ねえ優聖、疾風ってどこ行ったの?」
何となく気になった私は隣にいた優聖に聞いてみた。
優「あー多分菜々夏を迎えに行ったんだろ。」
理「菜々夏?それってもしかして疾風の彼女?」
優「正解。」
へぇー、疾風に溺愛してる彼女がいるって言う噂は耳にしてたけど、まさか本当にいたとは。
案外、女の子たちの噂ってあてになるのかも。
翼「俺たちも行くぞ。」
その翼の言葉で、私たち四人も教室を出た。