No.1ガール〜桜の姫〜①
優「理央、上行くぞー。」
理「あ、うん。」
それにしても広いなー。
覇桜の倉庫もこれくらいだったっけ?
どこか懐かしさを感じてキョロキョロと辺りを見ながら皆の後ろをついて行く。
二階に上がる階段を上りきると、そこにはいくつかの部屋があり私たちは一番手前の部屋に入った。
ドドドド
ぎゅっ
「やっと来た~~~!!」
部屋に入った途端、何かが走ってきて思いっきり抱きつかれた。
な、何??
「きゃー本当に女の子だ!!疾風から聞いて楽しみに待ってたの!」
そう言いながら私の手を握ってぶんぶん振ってくるのはお団子頭の少し小柄な女の子。
多分この子が疾風の彼女なのだろう。
うん、物凄くパワフルな子だ。