【注意・ラストにお知らせ追加！】お遊びなんかじゃいられない

だったらちょっと失礼だったかなぁと思考を巡らせていると、ある物が目に止まった。


阿久津君の机の隣の茶色のイーゼルに立て掛けられた、１枚の絵。


そのキャンバスの中には、真っ白な百合が咲き誇っていた。


「わぁ……！この絵キレイ………っ！」


思わず近寄ってよく見ると、ますます迫力があって美しいのがよく分かった。


迫力があるのに繊細なタッチで、細かな所まできちんと塗られていて、まるで本物の百合をそのままインプットしたみたい！！


「阿久津君、この百合の絵、阿久津君が描いたの？」


「そうだけど…気に入ったの？」