☆Friend&ship☆-季節はずれのモンスーン-

「ごちそうさま、ワド」

「…生ごみ以下の食事を食べてくださってありがとうございます、ごしゅ…ぐぎゃぁ」

「ん、じゃあワド君もご飯を食べようね!」

食器を回収しようとしたワドはそのまま足を踏まれてしまい、叫んだ拍子にパスタのように巻かれたソバを口の中に突っ込まれた。

「う、ぐふっ、おぇっ…」

「どう?おいしい?おいしい?おいしい?美味しいよね?」

「…信じられない…物は同じソバなのに…俺が作るだけで味が腐った卵未満だ…」

「先入観が強すぎる!?」

飲み込んだものが廃棄物であるかのように歯を食いしばって無表情に耐えたワドはごほっと濁った咳をした。

「なんでお前は自分がかかわったもん全部よくないって思ってるんだよ…」

「ごしゅ…を侮辱した覚えはない」

「された覚えはない」

んもーとテルはカラッと笑ってそういやさ、とヒカリの方を向く。

「ヒカリの身の振り方、考えないと」

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