私の好きな人


この3年間、別にモテないわけではなかった

毎年数人から告白はされた

ブスでもなく美人でもない

まんまるな血色のよい顔にまるい目、まるい鼻、まるい唇
社交的ではないが別段暗いわけでもない

そんな手頃な私を好いてくれる人は何人かいた


顔がいい人もいた
頭のよい人もいた
見たことないくらいやさしい人もお金持ちだっていた


彼氏が欲しくないわけでもなかった


いつだって胸がときめくような恋がしたかった。




それでも、告白されるとなんか違うと思ってしまう自分がいた



もう恋なんて忘れかけていた


そんな私の3年ぶりの恋


神様はなんてイジワルなんだろう
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