時代を越えて、恋人になっちゃいました。
私は自分の部屋の窓枠を乗り越えて、ソウの部屋の窓へと足を伸ばす。
そして、鍛え上げられたピッキングでソウの部屋の窓を開けた。
「ソーウ、朝だよー」
って、こんなん意味ないし!
仕方ないからソウの枕元にたった。
ソウはすごくカッコいい。
というか、かっこだけがいい。
性格はすごく俺様で、冷たくて。
昔は優しかったのになぁ。
そんなことをぼやいてみたくなる。
ソウは中学のとき、バスケ部に入っていた。
そのときも、「クールでかっこいい! 」って女の子達に騒がれてたな。
あれ? でもソウの彼女って見たことない。
もしかして、あれ?好きな子いるから誰とも付き合いません的な?
もしそうだったらウケるんですけど~。
それよか、早く起きてよ…。