時代を越えて、恋人になっちゃいました。



「……ら、そら、蒼空! 」

「っわ! 」



気がつくと夜だった。

ドアからエプロン姿の母さんが顔を覗かせている。


「もう。疲れてるのはわかるけど、ご飯食べてお風呂くらい入りなさい。父さんも報告書待ってたわよ」

「いっけない、忘れてた。すぐ行くね」



母さんにそう返し、弾みをつけてベットから起き上がった。


それから机の上の報告書を引っ掴むと、大急ぎで階段を降りた。



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