時代を越えて、恋人になっちゃいました。
団員になっちゃいました。
早速その日の放課後から応援の練習が始まった。
ちなみにうちの高校は各学年7クラス。
それを体育祭では赤、青、黄色の3つのブロックに分けるんだ。
赤は1年生3クラス、2年生2クラス、3年生2クラス。
青は1年生2クラス、2年生3クラス、3年生2クラス。
黄色は1年生2クラス、2年生2クラス、3年生3クラス。
って感じでうまーく分かれる。
私たちのクラスは青ブロック。
ブロックって言うと競争感が薄れるから、「軍」って呼ぶのが基本らしい。
だからここは青軍(せいぐん)ってだいたい呼ばれるんだって。
青軍全団員が召集された教室で、応援団長になったらしい徳和先輩が、熱弁を振るっていた。
「いいか、俺たちは青軍だ! 赤軍(せきぐん)、黄軍(おうぐん)でもない。青軍だ! 青は空の色、海の色だ! つまり、デカイのだ! だからそれをテーマに、迫力のある演舞をするぞ! 」
どうやら今は、応援合戦のテーマ決めの最中だったらしい。
私たち団員がやる踊りなんかの動きを演舞っていう。
青軍の他の人たちは私たち団員の後ろでひな壇を作って、何かをやるらしい。
団員がメイン、他の人は引き立てる。
これがこの学校の応援合戦の伝統なんだってさ。