時代を越えて、恋人になっちゃいました。
ガチャリ、とドアを開けたソウは開口一番、
「おまっ、仮にも女だろ!? 」
なーんて失礼なことを言いやがった。
「なに? あぐらかいてるのはそんなダメ? 」
「馬鹿、ちげぇよ」
ソウはプイッとそっぽを向いて、言いにくそうに言葉を紡いだ。
「下着、見えそうだ」
「……嘘っ!? 」
私は慌てて正座をした。
「も、もう大丈夫! 」
私がそう言うと、ソウは私と向き合うように腰を下ろした。
「ったくお前は…頼むから、俺の気にもなってくれ」
「…はい」
とりあえず今回は私が悪いので、神妙にしておこう。
私はそう決め込んで、ソウの長ったらしい説教を聞き続けた。