時代を越えて、恋人になっちゃいました。


「ったーい」

「おい、大丈夫か? 」

本性の姿のまま隠形した千煌が、私を抱き起こす。


「ん、平気。今度はコケない! 」



自分に喝を入れて、もう1度。


何度も何度もやるうちに、次第に体がスムーズに動くようになっていた。




その日のお昼前には、送られてきた動画と同じスピードで演舞できるほどに成長した。



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