時代を越えて、恋人になっちゃいました。





最初のHRでは担任と服担任の紹介、それと校則についてが説明された。



HRが終わって教室を出ると、壁に寄りかかってる誠司を見つけた。


「せーいじっ! 」

「うおっ!? お前のクラスHR長いのな」

「みたいだね」


歩きながら私たちは、どちらからとなく手をつなぐ。

手をつないで下校するのがいつからかの決まりになっていた。


いつも通り分かれ道まで一緒に帰って、そこで誠司と別れた。

そこからは1人下校。
たまにソウと一緒に帰るときもあるけど、今日は1人だった。



誠司は家まで送ってこうか、と言ってくれるけど、私はいつも断っている。
だって、家まで送ってもらうとか、なんかやなんだもん。




< 28 / 251 >

この作品をシェア

pagetop