時代を越えて、恋人になっちゃいました。
最初のHRでは担任と服担任の紹介、それと校則についてが説明された。
HRが終わって教室を出ると、壁に寄りかかってる誠司を見つけた。
「せーいじっ! 」
「うおっ!? お前のクラスHR長いのな」
「みたいだね」
歩きながら私たちは、どちらからとなく手をつなぐ。
手をつないで下校するのがいつからかの決まりになっていた。
いつも通り分かれ道まで一緒に帰って、そこで誠司と別れた。
そこからは1人下校。
たまにソウと一緒に帰るときもあるけど、今日は1人だった。
誠司は家まで送ってこうか、と言ってくれるけど、私はいつも断っている。
だって、家まで送ってもらうとか、なんかやなんだもん。