時代を越えて、恋人になっちゃいました。
私の突然の問いに沖田総司は驚いた顔をしていたけど、ふいにニコッと笑った。
「実は私もそうだと思ってたんです! やっぱりそうですよね!」
その言葉を聞いて、安心したような、驚いたような気持ちになった。
「だからあなたには私が見えたんだね」
そう笑って沖田総司を見た。
んー、てか沖田総司さんって長くない?
生まれ変わりだし、蘭丸みたいに呼び捨てでいいかな?
「あの、沖田総司さん? 呼び捨てで呼んでもいいかな? 」
「もちろん! あ、そう言えばあなたの名前、まだ聞いていませんよね? 教えてください! 」
「あ、はい。私は尾崎 蒼空です」
「蒼空…いい名です。では蒼空、よろしくお願いします」
「こちらこそ、総司」
そのあとは総司にタイムスリップについてを教えてあげた。
そしたら総司もいつでも来ていいって。
ずっと話してたらお茶菓子がなくなっちゃったから、帰ることにした。