時代を越えて、恋人になっちゃいました。
2時間目のチャイムが鳴った。
自転車を取りに行くソウを見送りながら、私はふと考えた。
私にとってソウはなにって。
幼馴染み?
そりゃそうなんだけど。
ある一つの結論に辿り着きそうになって、無理やり自分の思考回路を停止させた。
待て待て待て!
今どんな答え探してた?
ほっといたらどんな答えになってた?
ありえない!
私には誠司がいるのに!
訳が分からなくなった私は、程なくして戻ってきたソウに思いっきり右フックを食らわせた。