時代を越えて、恋人になっちゃいました。



ただいまソウの部屋。


私は膝詰めでお説教を食らっております。


もちろんソウに。



「ない考えてんだてめぇ! せっかく優しくしてやればこれかよっ! 恩を仇で返すんじゃねぇ! 」

「大変申し訳ございません…」


私はというと、ただ謝るしかない。


でも、でもさ、しょうがなくない?
不可抗力じゃない?
むしろ、私がソウの事好きって気付かなくて、よかったくらいじゃない?






………ん?



ちょっとまて。

今私はなにを思った。





「え、ええっ! 」

「うるっせぇ、黙れ! 」


気付けば叫んでいた。


いや、そうじゃなくて…。



「嘘でしょっ! 」




オーノー!




私は頭を抱えて、床に崩れ落ちた。




< 59 / 251 >

この作品をシェア

pagetop