時代を越えて、恋人になっちゃいました。


的を作り直して、今度は符を貼り付けた竹刀で的に斬りかかる。



でも、なんだか手に力が入らない。

ちゃんと握ってるつもりなのに、竹刀が抜けそう。


スポンッ。


ほら、やっぱり。



私は竹刀をおさめて、ポケットからスマホを出した。


「11時26分…もうすぐソウも帰ってくるかな」


私は竹刀を竹刀袋に入れ、担ぎながら走り出した。






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