時代を越えて、恋人になっちゃいました。
「隣町で最近、怪しい影が夜な夜な街を徘徊しているらしい。っつーことでちょっとお前ら行ってこい」
………はい!?
「な、急になんで!? 」
「父さんいくの嫌だから」
「意味わかんないしっ! 」
「翔真はいいってよ〜」
ムッ。
このあいだの八つ当たりからある、対抗心がメラメラしだした。
「よっしゃぁ、行ってやろうじゃないのっ! 」
「よっ、我が娘、日本一! 」
ったく、調子いいんだからー。
てか、ソウと絶対気まずいじゃんっ!
まー、仕事はちゃんとやんなきゃね。
私は仕事に持っていく竹刀の確認をしに、部屋に上がった。