君は振り向かない



真由ちゃんの白くてもちもちした頬を撫で、指で唇に触れる。



真由ちゃんは、ますます恥ずかしがって顔を赤くしている。



俺はそのまま真由ちゃんに顔を近付ける。



真由ちゃんはびっくりして目をギュッと瞑った。



反応がいちいち大きくて、俺は笑ってしまう。



可愛い……



真由ちゃんの頬に、チュッと軽く触れるぐらいのキスをした。



「今はほっぺで我慢する」



俺がそう言うと、真由ちゃんはまた更に赤くなった。



本当は、唇にキスしたかったけどまだ我慢しとこう。



真由ちゃんが、これ以上真っ赤になると大変だから。




俺が、止まらなくなってしまいそうだから。






< 124 / 187 >

この作品をシェア

pagetop