君は振り向かない



次の日、俺が昼休み自販機でジュースを買っている所に、後ろからポンポンと叩かれた。



振り向くとそこに立っていたのは、



「やぁ、どうも。瀧本頼斗君」



爽やかに微笑む本田宏だった。




「どーも。本田宏君」



「あ、俺のこと知ってるんだ?光栄だなー♪学年一のチャラ男に知られているなんて」



そうやって、笑う本田宏は完全に見下した笑みだった。




こいつ、性格の悪さもう滲み出ちゃってる。



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