君は振り向かない



資材室にいくと、真由ちゃんが真剣な顔で勉強していた。



ガラッ



扉の開く音に気付き、真由ちゃんが顔をあげる。



「いた!真由ちゃん」



「なに?」



勉強中だから、ピリピリしてる真由ちゃん。



こりゃー、断られそうだな。




「今度の日曜日にさ、俺と哲夫と三咲ちゃんと真由ちゃんの四人で○○遊園地行かない?」



「は?」



「いやっー……哲夫がさ、チケット4枚貰ったらしくてさ、是非真由ちゃん行かないかなぁと、、」



真由ちゃんはしばらく考え込んでいた。



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