君は振り向かない
約束の日曜日。
遊園地の入り口で俺と、哲夫は女神達を待っていた。
やっべー、今日一日かっこいいとこ見せなきゃ。
「お待たせ!二人とも!」
そこへ、三咲ちゃんと真由ちゃんが現れた。
真由ちゃんは、白いふわふわなブラウスに、チェックの短パンを履いていた。
いつもおろしているストレートの黒髪を今日は高めのポニーテールをしていた。
初めて見る私服に、俺はキュンキュンしていた。
「真由ちゃん、おはよ。私服、似合ってる、ポニーテールも鬼可愛い」
「おはよ。うるさい」
少し恥ずかしそうにしている、真由ちゃんがたまらない。
俺、本気で言ってるよ?
伝わってる?