君は振り向かない



それから、色々なアトラクションに乗り、たくさん笑って、はしゃいだ。



正直、めちゃくちゃ楽しくてこの時間がずっと続いてほしいと思った。





真由ちゃんも、ずっと笑っていて本当嬉しかった。



お昼ご飯を食べ終え、哲夫がパンフレットを見ながら叫んだ。



「遊園地といえば、お化け屋敷じゃないか!!行くぞ、三咲!!」



「あ、そうだよね!いこいこ!」



相変わらずテンションの高い二人に俺と真由ちゃんが顔を合わせて苦笑い。



「頼斗君と真由も行こうよ」



三咲ちゃんの言葉に、真由ちゃんが首を横に振った。



「私はいい!」


必死に拒否する真由ちゃんを見て、真由ちゃんがお化け屋敷苦手なのが分かった。



ツンツンしてるくせに、お化け屋敷苦手とか可愛い。







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