君は振り向かない
「哲夫も三咲ちゃんもいなくて、俺と真由ちゃんの二人きりのデートってことでいいの?」
「そう。嫌ならいい」
俺は、スマホをポケットにしまい真由ちゃんの前の椅子に座った。
「約束だからな!クラスで10番以内入ったら俺とクレープね!絶対な!」
真由ちゃんは、クスッと笑う。
「私もクレープ食べたいから頑張ってよ?」
俺は正直クレープよりも、真由ちゃんと二人きりのデートが嬉しい。
よし、頑張るぞ!!!