君は振り向かない
「目を反らされたから、傷付いた。頼斗いつも真っ先に手を振ってくれるから」
ええー!!
真由ちゃん、傷付けたなんて俺、最低だ。
「ごめんっ!!!!クラスで10番以内とれなかったんだ……だから会わす顔がなくて」
「だと思ったよ」
「俺、バカだからさ努力したつもりだったんだけどまだまだだった!」
俺が力なく笑うと、真由ちゃんはまた笑った。
「頼斗の奢りなら行こうよ、クレープ。頼斗頑張っていたの私見てたから。次は入るよたぶん」
真由ちゃんの言葉に俺は泣きそうになった。