君は振り向かない




「真由ちゃん何かあったの?」



「ない!!!」



初めて見る苦しそうな表情に、不安になる。



俺の知らない真由ちゃんがいる。



でもこれ以上、聞いては行けない気がした。



「真由ちゃん、クレープおかわりしない?」



「は?」



俺の言葉に真由ちゃんが顔を上げる。




「偽カップルだけど、せっかくカップルDAYで割引やってるんだからもう1個食べよ♪」



俺の言葉に、真由ちゃんはぷぷっと吹き出した。





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