真実は正しくない
あの日私は気付いてた
あの日私は気付いてた
自分の無責任さも彼の無責任も裏切りも。
私がまだ10代の時
私は居場所を探す事に必死だった
自分の今居る場所も現実も
嘘ばかりな気がして本当を探し続けてた
本当はすぐ傍にあるのに
見ようともしないで逃げて
嘘ばかりを探し続けてた
そんな毎日を送っていた時の事
私は飲み屋で働いていた
その時のオーナーには彼女が居て
別れたのがきっかけだった
オーナーとは仕事の話をして
話が終わると決まっていつも
彼女の話も聞いていた
文句も愚痴も色々言っていたけど
聞いているだけで好きなんだと
私が気付くほど幸せそうな顔をしていた
その2人は別れて付き合ってを
よく繰り返してるようで
その時もいつものように
仕事の話をして彼女の話を聞いていた