逆転カップル~可愛い彼氏とイケメン彼女~
「これから50m走を測るぞ~。
適当にならべ~」
準備運動を終えた女子がぞろぞろと位置に着く。
この学校では一学年9クラスで
体育は1・4・7、2・5・8、3・6・9
の組み合わせで行う。
初めは少し手を抜くつもりだった。
しかし慣れというものは怖いもので
いざ始まると見事なクラウチングスタートでゴールまで一気に駆け抜ける。
結果は…
「6.3秒・・・」
先生は持っているストップウォッチを凝視していた。
それもそのはず
女子で6.3なんてタイムはそうそうでない。
男子ですら少ないだろう。
近くにいた女子はざわつき
その噂は2・5・8組の女子から男子へ
そして至る所に広がったようだった。
まあ、私一人が頑張ったところで他の人もやらなければ勝ち目がないことに気づいていればいいのだが…
「では、これで決定でいいですかー?」
いつの間にか種目は決まったようだった。
体育祭まで久々に走り込みでもしようか…
中学時代が懐かしく感じる。
ふと、さすが元陸上部という声が聞こえた。
だけどそれはもう昔の話である。
適当にならべ~」
準備運動を終えた女子がぞろぞろと位置に着く。
この学校では一学年9クラスで
体育は1・4・7、2・5・8、3・6・9
の組み合わせで行う。
初めは少し手を抜くつもりだった。
しかし慣れというものは怖いもので
いざ始まると見事なクラウチングスタートでゴールまで一気に駆け抜ける。
結果は…
「6.3秒・・・」
先生は持っているストップウォッチを凝視していた。
それもそのはず
女子で6.3なんてタイムはそうそうでない。
男子ですら少ないだろう。
近くにいた女子はざわつき
その噂は2・5・8組の女子から男子へ
そして至る所に広がったようだった。
まあ、私一人が頑張ったところで他の人もやらなければ勝ち目がないことに気づいていればいいのだが…
「では、これで決定でいいですかー?」
いつの間にか種目は決まったようだった。
体育祭まで久々に走り込みでもしようか…
中学時代が懐かしく感じる。
ふと、さすが元陸上部という声が聞こえた。
だけどそれはもう昔の話である。