美女と不細工

 ふと気がつくと俺の正面にあの美少女がいた。
 足音なかったから気がつかなかったけど。
「え、え? あの……」
 なんか変に声が裏返ってドッキドキに緊張してまともにその娘の顔なんか見れなくて。
 でも、間近で見たらますます美人だわ。
 ホント、ウソじゃねーもん。
 
 俺はまともにその娘のこと見れてないし、まともに判断できる神経してなかったから全く気がつかなかった。




 彼女の目はつり上がってて、拳なんか作っちゃって思いっきり振り下ろされるところだったことを。



 
< 6 / 11 >

この作品をシェア

pagetop