冷たい君と青春中。


うそだから


ひとり渡り廊下にぽつん、とたち彼が残した言葉の裏を考える。


なにが嘘なんだろうか、わたしのことを少しでも特別におもってくれてることだろうか。


それとも、わたしを抱き締めたのは本当にわたしを直視できなかったから?


もう…わかんないよ、水野くん。


だけど、さっきより気持ちのもやもやははれて、水野くんがすこしでもわたしを気にしてくれたのかな、と考える。




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