冷たい君と青春中。
「ここじゃあれだし、屋上でもいく?」
そう声を発したのは大和くんで、
「えっ、大和もくるの?」
「なんだよ、いっちゃだめなのかよ」
目の前で、りっちゃんと大和くんがそんなやりとりをする。
「大和くんも…、来て欲しいな。」
大和くんにはいろいろ助けてもらったし、水野くんと仲のいい大和くんがいるだけでこころ強い。
「苺々華がそういうなら…、じゃあ授業サボっちゃう?」
ウキウキした目でわたしたちにといかける。
「そうだな!じゃ、行こう」