冷たい君と青春中。
「家崎 かけるです、山梨から来ました。小学まではこのへんに住んでたから知ってる人もいるかも!よろしくね!」
キャーキャーと女の子の黄色い声が飛び交う
水野くんとはまた違ったタイプのイケメンで…、なんというか近づきやすい、そんな雰囲気の男の子。
「…って、まって!透亜じゃん!」
え…?水野くんのこと?どうして転校生くんが知ってるの?
よばれた当の本人は、だれ、と言いたげな顔をしている
「ちょっとちょっと!透亜だろ?数年ぶりの再会に、そりゃないぜ!」
パシパシ、と水野くんの肩を叩く。